Web制作概論7 : Webサイトを表示させる端末、OS、Webブラウザ(所要時間10分)
Webサイトは多くの人が見る媒体。多くの人が見るということは、Webサイトを見る端末もそれぞれ異なるというもの。
スマートフォンなのか、パソコンなのか、はたまたWindowsなのかMacなのか、iPhone?Android?
Web制作者はそれぞれの端末で形でWebサイトを閲覧できるようにする必要があります。
Webサイトを作るときに考えるべきことは以下の3つ
- 端末
- Webブラウザ
- OS
端末
端末は主に3種類。
- パソコン
- タブレット
- スマートフォン
それぞれの機種によって「画面の解像度」があり、その「解像度」にあったWebサイトを作る必要があります。
例えばよく「HD」「フルHD」と呼ばれるものがありますが、それは画面の解像度のことを表しています。
- HD : 横幅1280px
- Full HD : 横幅1920px
- 4K : 横幅3840px
といった形でさまざまな画面の解像度があります。
そしてそれは端末によって異なり、
- iPhone13 mini : 横幅360px(Retina換算1080px)
- iPhone : 横幅390px(Retina換算1170px)
- MacBook Pro 14インチデフォルト : 横幅1512px
といった形でそれぞれの解像度の横幅にあったWebサイトを作る必要があります。
Webブラウザ
同じ解像度の端末でもWebブラウザが異なればWebサイトの表示も異なることがあります。
Webブラウザの種類
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Safari
- FireFox
Google Chromeできちんと表示できていたサイトがSafariで表示すると崩れて表示されたりします。
そこでSafariでの表示も崩れずに思い通りに表示させるのがWeb制作者の仕事なのです。
OS
同じ解像度の端末でも、Webブラウザでも、OSが異なれば表示が異なることがあります。
OSは端末によってそれぞれですが、主に以下のような形になっています。
- パソコン
- Windows
- Mac OS
- Chrome OS
- タブレット
- iPad OS
- Android
- スマートフォン
- iOS
- Android
その他、OSはたくさんありますが、主にWebサイトを表示させるのはこれくらいです。
何通りもの表示がある
ここで考えてほしいのが、ユーザーがWebサイトを閲覧する時の表示は何通りもあるということです。
例えば、このサイトを閲覧するときに
MacBookで Safari を使ってサイトを閲覧する人もいれば、
Galaxy のスマホで Google Chrome を使ってサイトを閲覧する人もいるわけです。
こちらが意図した表示で、多くの人に見てもらうためにはこれらの何通りもの条件を検証する必要がああります。
レスポンシブWebデザイン
Web制作の概念に「レスポンシブ」という概念があります。
レスポンシブとは、パソコン・タブレット・スマートフォンといった異なる画面サイズの横幅を基準にWebサイト表示を調整し、見やすく最適な表示にすることを指します。
サイトをレスポンシブにすることで多様な端末で同じサイトを見ることができるのです。