ITリテラシー : ネットワーク(所要時間10分)
ITの分野で「インターネット」という分野があります。
1950年代に初めてコンピュータ間での通信が行われ、1960年代に「パケット通信」が行われました。
パケット通信ではさまざまな「プロトコル」が使われ、1982年にはTCP / IP と言われる通信プロトコルの規格が標準化されました。
その後、1990年代にインターネットは急速に成長し、「World Wide Web」や「ビデオ電話」が生まれました。
TCP / IP
私たちがインターネットでWebサイトを閲覧するときにTCP(Transmission Control Protocol)とIP(Internet Protcol)が使われています。
TCPとは「正確な信号をやりとりするための通信の規格」のことを指し、IPとは、IPアドレスと呼ばれる数値の並びを付与しその数字から通信先の指定と呼び出しを行いネットワーク通信を行うことを指します。
Webサイトを閲覧するときにURLを打ち込んだり、リンクをクリックしたりすることを「リクエスト」といいます。
リクエストはWebサイトが置かれている「サーバー」に対して行われ、サーバーはその答えを返します。これを「レスポンス」といいます。
リクエストを受けたサーバーはサイトの有無を確認し、あればサイトを表示、なければエラーをレスポンスします。

HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)
インターネットプロトコルのひとつに「HTTP」があります。WebサーバーとWebブラウザなどのクライアントがHTMLなどで書かれた文書などの情報をやりとりするために使われる通信手段のことを言います。
普段皆さんが目にしているWebサイトもHTTP通信が行われ、サーバーとWebブラウザで文書やデータのやり取りをしています。
サーバー
「サーバー」とはネットワーク上で他のコンピュータに情報を公開しているコンピュータのことです。
サーバーの役割として、データベース、ファイルやフォルダの保存・保管やコンテンツの提供、情報の共有を行います。
ドメイン
ドメインとはインターネットの住所のことでWebサイトがどこにあるか判別する情報として利用します。
例えば、
https://webitworks.jp というURLがあるとすると、
「webitworks.jp」部分がドメインということになります。
IPアドレスとドメイン、DNS
基本的にサーバーにはIPアドレスが割り振られています。
IPアドレスは数字を羅列したものでサーバーの「住所」を表しています。そして数字だと分かりづらいので文字として名前をつけられます。文字として名前がつけられることを「名前解決」といい、その名前のことを「ドメイン」といいます。
「DNS(Domain Name System)」は辞書のようなもので、ドメインとIPアドレスとの関係や紐付けを教えてくれます。
